別れさせ屋工作員をしております、アキです。
私はよく、ご主人からの精神的DV(モラハラ)に悩む女性のご依頼を担当しています。結婚前は紳士的な男性だったというお話をはよく聞きますし、大変ですよね。
モラハラを理由に離婚することの難しさと、私が実際に行っている工作の内容を一部紹介したいと思います。
離婚原因のトップは「夫からのモラハラ」
各地の裁判所で、毎年離婚に関するデータが発表されています。平成29年度の司法統計によると、女性の離婚理由トップが「性格の不一致」(40%)・次いで「精神的虐待」(26%)です。いわゆるモラハラだとはっきり分かっているものだけでも、離婚する夫婦全体の1/4に及んでいますね。
性格の不一致のなかにも「本当はモラハラだけど子供のために痛み分けにした」「双方ともに浮気の事実があったので夫に譲歩した」というパターンもあるようです。私も実際に別れさせ工作員として、このようなご依頼を担当したことがあります。
トップ40%のなかにも事例があると考えると、離婚原因の半分以上がモラハラ夫なのかもしれません。まだ離婚できていないどころか、自分ではモラハラだと気づけていない人もきっと大勢いるはずです。
「精神的DVが原因で別れたい」
「暴言や嫌がらせが多いけど、これはモラハラなのかな」
そう思った段階で、コール担当の私の仲間に相談してみてくださいね。自発的な離婚が必要で、ともすると別れさせ工作もやむを得ない状況かもしれません。
自発的に離婚を申し出られるかという点については、別れさせ屋社内でも問題視されている厄介な現実があります。
モラハラで女性側から離婚することの難しさ
精神的DVをする男性は、一歩外を出ると「良い人」を装いがちです。ご依頼人からヒアリングしたことは調査員が逐一報告書にまとめてくれますが、やはりこんな内容が多いと感じています。
- 離婚を申し出ると、夫の友人がこぞって「別れるのは良くない」「こんないい人と別れるなんて」と引き留めてきた。
- 女友達にすら「あなたにも悪いところがあるんじゃないの?」と言われてしまった。
心無いですよね。離婚調停委員にすら、同じような意見を持つ人が多いようです。無理もありません。
離婚調停委員の選抜基準は、弁護士・司法書士の有資格者やカウンセラーとは限らないそうです。地域ごとの様々な理由で、学校の先生や地域の有識者のなかからも選ばれています。
そうした調停員たちは、到底人間関係のプロとは言えません。前時代的で教科書のような「夫婦生活は我慢の繰り返し」という観点で判断する人が、よくいるそうです。
別れさせ屋が求められる理由は、ここにあります。
離婚調停委員を味方にして、離婚に成功するには
昔は離婚調停委員が合わない場合「忌避制度(調停員を代えてもらえる制度)」が使えたのですが、現在は認められていません。
離婚するには、動き始めた段階で調停委員・お友達・家族をまるごと味方につける必要があるのです。離婚に成功して、なおかつ今後の生活を守れるよう慰謝料や養育費をもらうためには、次のポイントを押さえる必要があります。
離婚に成功するためのポイント
①夫に自発的に「別れたい」と思わせる。
②夫に非がある・もしくは単なる性格の不一致だと、誰からもわかるように証明する。
別れさせ屋の仕事は、こうしたシナリオを作ることです。ご主人に反省してほしいのか・それとも離婚さえできればいいのか、相談員と一緒に計画をつめていただいたら、いよいよ私の仕事です。
「モラハラ夫」の特徴・別れさせ工作員によるへのアプローチ法
女性へ精神的DVを繰り返す男性には、女性視点で見ても一定の法則・特徴があります。
モラハラ夫の特徴
- 外面がよく、友情や職場の上下関係を重んじる
- 女性慣れしていない(恋愛が長続きしない)
- 褒められたり、ちやほやされる経験が少ない
世の中にある別れさせ屋にはハニートラップを仕掛けるところもあるようで、こうした男性に接近して肉体関係まで持つ人がいるようですね。弊社では、ご依頼人・工作員両方の身を危険にさらす可能性があるので、固く禁止されています。
詳しくは伏せますが、私たち女性工作員はグループ単位で行動しています。第三者が複数人現れることで、別れさせ工作の成功率がアップします。モラハラ男性特有の自尊心の高さ・女性への無理解を利用して、
「妻がいなくても俺は人気者だし、モテる」
という自信を持たせることが、一つの落としどころです。ただ、この限りではないですね。時代の移り変わりとともに色んなタイプの男性が出現していますし、ミーティングや過去のケースからの分析は欠かせません。
夫との接し方が分からないと思ったら、まずは相談を
モラハラの本当に怖いところは、誰も「それは精神的DVだよ」と指摘できないことだと思います。私たち別れさせ屋に依頼するか・夫とやり直すか、迷っている段階でも構いません。
調査でわかった夫の本音に胸を打たれて、別れさせ屋での工作終了後に復縁されたかたもいます。
精神的DVで傷つくのは、奥様・ご主人の双方です。「いま、とにかく辛い」と感じているあなたのご相談、お待ちしていますね。